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漠然とした経営不安

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仕事をしていく中で、漠然とした経営不安を感じたことのある経営者は意外と多いのではないでしょうか。ここではそんな不安とどのように付き合っていったらよいのか、具体的な解決方法について解説していきます。

経営不安との付き合い方

不安というのは、何が起こるか分からないために抱く感情のこと。とくに経営に関しては不確定要素が多いため、「理由はハッキリしないけれど何となく不安を感じる」という心理は、経営者あるあると言えるかもしれません。

企業のトップに立つ経営者は元来孤独で不安との戦いはつきもの…という考え方もありますが、これがいつまでも続くと疲弊してしまいますし、仕事のパフォーマンスもダウンしてしまう恐れがあります。経営不安の理由が明確であれば対処もしやすいと思いますが、漠然とした不安に対しては、どんな対策を取ったらよいのでしょうか。

経営不安を解決するための考え方

経営者の多くが抱く不安には、「良好な経営状態を維持できるのか」「従業員の雇用を守れるのか」「この先、有能な人材を確保できるのか」などが挙げられます。

もちろんひとつひとつを解決していくことも可能ですが、これらの不安を一気に解消できる方法として、ここではM&Aを例にとって紹介します。

事業譲渡で経営不安から解放される

たとえばM&Aで企業を売却したり事業を手放した場合、将来的な経営状態の不安から解放されます。M&Aの条件によっては従業員の雇用や役員のポジションを守れるだけでなく、合併や事業提携によって、より優秀な人材を確保できる確率も高まるでしょう。

「選択」と「集中」による不安の解消

事業が多角化した企業の中には、あまり利益が出ていなかったり、持て余している事業を抱えているケースがあります。こうした事業をM&Aで他社に譲渡し、得意分野に絞り込んで経営資源を集中させれば、不安の解消だけでなく経営状態の改善も期待できるようになります。

資金調達ができる

もし事業継続のための資金不足が不安の原因となっている場合、資金調達の手段としてもM&Aは活用できます。不要な事業を売却すれば、その価値に見合ったキャピタルゲインを得ることができますし、買い手側企業と業務提携をすることも可能。資金不足の不安解消だけでなく、良好な経営状態の維持も実現でき、調達した資金で新規事業に挑戦することも夢ではないでしょう。

大手企業の傘下に入れる

M&Aを利用することで、中小企業であっても大手企業の傘下に入ることができます。大手企業の一員になれば、「豊富な資金で事業展開をしやすくなる」「従業員のスキルアップができる」「事業やマーケットの幅が広がる」といったメリットを享受することが可能。また、事業基盤も堅固になるため、経営不安の解消にもつながるでしょう。